歯列矯正治療には、歯にブラケットという金属かセラミックなどの器具をつけて行います。ブラケットにはいくつか溝があり、そこに丸型か四角のワイヤーを入れることで歯を動かしてゆくのです。歯列矯正に使うワイヤーには丸いワイヤーと四角いワイヤーとがあります。一方ではにつけるブラケットの溝は角型だけとなっています。ブラケットの幅とサイズにはいろいろなタイプのものがあり、ワイヤーにも各種サイズが用意されています。
ブラケットの幅が広いものを使ったほうが、歯の移動はしやすいのですが、ブラケットの幅が広いと隣りの歯との距離が短くなってしまい、歯にかかる力が強くなって並んでいる歯の状態をみてから専門家の判断によってつけるサイズを決定することになります。
ブラケットの溝(スロットという)にワイヤーを入れて歯を動かしてゆくとき、丸いワイヤーでは歯は前後の平面的な動きのみとなります。ですが角型のワイヤーを使うことで、歯にトルクという回転力が加わるので、これが三次元的なねじれをおこしてしまっている歯の矯正には大変効果を発揮してくれます。このとき、スロット(溝)とワイヤーの間に遊びの部分が少ないと歯は大きく動かすことができます。しかし力加減によってはこの力が大きくなりすぎ、患者さんにとって非常に痛みが強いものになってしまいます。スロットの大きさとワイヤーの太さの関係は、歯科医師の手によって事前にきちんと調整されていなければいけません。

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